公園に並ぶ〝四角すぎる木〟に13万人驚がく「マイクラみたい」「バグですね」 これが現実...だと?
四角いブロックを積み上げて、建物や乗り物、景色なんかを作ることが出来る人気ゲーム「マインクラフト」。
その世界に迷い込んでしまったかのような衝撃の光景が、X上で注目されている。

「今日突然四角い木が出現してきて怖かった」
2025年4月20日、神奈川県在住のXユーザー・海底撈月(@x_y5an)さんがそう呟きながら投稿したのは、並び立つ木々の写真。
海底撈月さんの言う通り、一番手前に写っている木のシルエットが綺麗な〝四角〟になっている。
た、確かにこれが突然出現したら、かなり怖いかも......。
まさに、「マイクラ」の世界じゃないと、ありえなさそうなカクカク具合だ。
一体、どうしてこんな形に? Jタウンネット記者は22日、まずは投稿者の海底撈月さんに話を聞いた。
「不自然さに興奮しました」
海底撈月さんがこの木を発見したのは19日の午後5時ごろのこと。場所は、国営昭和記念公園(東京都立川市・昭島市)だ。

「ネモフィラやチューリップなどの綺麗な植物を楽しみ、満足した気分で帰ろうとしていたところ、"それ"を発見しました。
枝葉のフチが遠くのマンションと平行になっている不自然さに興奮しました」(海底撈月さん)
記者は22日、この木の形状について、同公園の広報スタッフにも話を聞いた。
同広報スタッフによると、注目を集めた〝四角い木〟は園内のカナール(細長い直線水路を表す造園用語)にあるイチョウ。公園ができた1983年からあるという。

それがなぜ、こんなカクカクのシルエットになっているのか。
広報スタッフによると、その理由は公園に陸上自衛隊・立川駐屯地の滑走路が隣接していることにあった。
滑走路の航空制限が8メートルに規定されている関係で、樹高を7メートルにする必要がある。
しかし、ただ樹高を7メートルに合わせてぶつ切りにするだけでは、せっかくのカナールの景色が台無しになってしまう。
「そこで、並木の両サイド、一番手前と奥の面をきれいに刈り込み、ボックス状に整形することで、カナールの直線美と融合した昭和記念公園ならではの景色を作り上げています」(広報スタッフ)

景観にこだわって剪定されたイチョウだったというわけだ。
この〝四角い木〟に対し、X上では13万件以上のいいね(23日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「たまにあるマイクラのバグみたい」
「現実のバグですね」
「読み込み追いついてないやん」
「マグリットの絵にありそう」
「角刈りでオラついているね」
こうした反響に対し、広報スタッフは
「昭和記念公園を知っている人からすると特に珍しいことでもないため、なにがきっかけでバズるかわからないですね~」
と感想を述べた。
今日突然四角い木が出現してきて怖かった pic.twitter.com/lnQ0x4sGdo
— 海底撈月 (@x_y5an) April 19, 2025