「昭和の世界」「まだあったのですね」 岐阜・長良川鉄道の〝ノスタルジックすぎる駅〟に1.2万人郷愁
なんとも形容できない魔力がある

郡上八幡駅は、岐阜県郡上市八幡町にある長良川鉄道越美南線の中核駅だ。
郡上八幡観光協会や市の公式サイトによると、駅舎本屋は木造平屋、プラットホームは玉石積み、線路をまたぐ跨線橋(こせんきょう)も木造。
屋根や窓などの改修が行われてきたものの、1929(昭和4)年に旧国鉄越美南線の駅として開業した当時の面影をよく残しているとして、2015年、国の文化審議会より登録有形文化財の認定を受けた。
2017年には、建築当時の外観を復元する本屋改修のほか、広場やバス乗り場、トイレに関して利便性向上のためのリニューアルを行い、「駅舎カフェ」もオープン。公共交通だけでなく、観光案内の拠点としても活躍している。
そんな駅だからこそ、雰囲気の良い駅や秘境駅に訪れることが好きな投稿者・北の大地の研究会さんのアンテナに引っかかったのだろう。長良川鉄道の中で雰囲気の良い駅をリサーチした結果、郡上八幡駅を訪れることを決めたのだという。

郡上八幡駅に強く惹かれる理由を尋ねてみると、こう答えた。
「なんとも形容できない雰囲気ですね」
「綺麗とか美しいとか凄いとかそういう言葉では形容できない魔力があると思っています」(「北の大地の研究会」さん)
「旅情、鄙び、郷愁、哀愁、白昼夢」という言葉をテーマに旅行を楽しんでいる、と話す北の大地の研究会さん。郡上八幡駅はその目的にぴったりあてはまったようだ。