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漫画家による〝面倒ごと片づけメソッド〟に1.4万人注目 重要なのは「自分を大切に思うこと」

福田 週人

福田 週人

2025.03.28 06:00
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「面倒ごと」を「頼まれごと」に

「何だ私、水くさいな
私と私の仲じゃないか」

呼びかけに、先を促す女性。すると、声は遠慮がちにこう続ける。

「洗いものと...ゴミ出しと...洗濯を...すまない...」

やらなければいけないけど面倒くさい家事3選である。これに「任せて任せて やっとくよー」と返事をすることで、彼女は快く面倒な家事に取り組んで〝あげられる〟。

面倒ごとを、〝頼まれごと〟にしてしまう。それが佐藤さんの考える「面倒ごと片づけメソッド」だ。

「誰かに頼まれた」と仮定してみる(画像はイメージ)
「誰かに頼まれた」と仮定してみる(画像はイメージ)

25日、Jタウンネット記者の取材に応じた作者・佐藤さんはこう語る。

「自分のことって普段からなおざりにしがちですが、そうならないようになれたらいいなあというのが発想の原点です」(佐藤さん)

人間、大切な誰かからの頼まれ事であれば、他の何よりも優先して取り組もうとするもの。

大切な人にするのと同じように、自分のこともできるといい――そんな思いからの発想だったそうだ。

佐藤さんが提唱した「面倒ごと片付けメソッド」に、X上では1万4000件以上のいいね(26日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。

「人の為なら動けるメソッドか!」
「なるほど...。頼まれれば動くかも(苦笑)」
「私はToDoアプリに登録する時にだいたいこんな感じで依頼調で書いている」
「自分の頼みだと聞きたくないので、推しの頼みだということにしています。
本田翼『皿洗っといて』みたいな通知をセット」

一方、「自分で自分にお願いをする」という手法について「精神衛生面の不安を感じる」といった声も。

ただ、佐藤さんによると、今回の作品は漫画的な分かりやすさや面白さを意識して描いたもので、重要なのは誰かを大切にするのと同じように、自分に対しても心を砕けるようにする、ということ。

「ほかの尊敬する誰かのことを思い浮かべながら自分のことをしてみたらいいのかもしれないですね」と補足した。