《実食レビュー》茨城「スタミナラーメン」カップ麺で相次ぎ登場!〝地元待望の一杯〟ユニーク具材に驚き
充実の野菜!「凄麺 茨城スタミナラーメン」

続いては、ヤマダイの「凄麺 茨城スタミナラーメン」。
本社や工場が茨城県にあるヤマダイ。以前「凄麺」で「茨城けんちんそば」を再現したことはありましたが、茨城のご当地ラーメンの再現は筆者の知る限りは初だと思われます。
地元のご当地麺のカップ麺化にはかなりの気合を入れたのではないでしょうか。
公式サイトでも「県民待望の一杯」として、「100万倍ぐらいに開発ギアを上げ」商品開発を進めてきたとアピールしています。
価格は税別255円で「カップスター」に比べると高額ではあるものの、「凄麺」ブランドは全般的に、本格的なノンフライカップ麺としては他社のものよりだいぶ安価な設定となっています。

とろみのついた甘辛醤油味のスープに、太めでストレート形状のノンフライ麺と、キャベツ、カボチャ、白菜、ニラといった具の組み合わせ。
「凄麺」ブランドでは最も太い部類の麺が用いられており、実際お店で供される「茨城スタミナラーメン」も太いものが多いようです。
「凄麺」シリーズの特徴であるノンフライでコシのある麺は本格的で食べ応え十分。
スープはとろみのついたポークベースの醤油味で、強めの甘みに加えて玉ねぎなど野菜の旨み、ピリ辛程度の辛味がつけられています。
「茨城スタミナラーメン」の特徴を踏まえて甘みとピリ辛が特徴的ですが、先ほどの「カップスター」に比べると甘みは少し弱いでしょうか。
野菜の旨みや甘さがスープの主役で奥行きのある味を楽しめる一方で、肉系の存在やニンニクなどが入っていないためか、「カップスター」同様にスタミナ感には欠ける印象でした。

スープにはとろみがついているものの、あんかけスープというほどのとろみはなく控えめ。
スープの力強さでは「カップスター」に分があるようです。

具はキャベツ、カボチャ、白菜、ニラの組み合わせ。
スタミナラーメンなのにレバーはおろか肉系の具がまったく入っていないのは残念ですが、これは「レバーが苦手な人にも楽しんでもらいたい」という思いからなんだとか。
かわりに野菜はかなり充実しており、「茨城スタミナラーメン」では入っていることが多く、カップ麺では珍しいカボチャが入っていたのが驚き。
味も食感もきちんとカボチャです。
また、キャベツの他に白菜やニラが入っており、野菜の構成にはスタミナ感がありました。
特にニラが入っているとスタミナラーメンの雰囲気が出てきますね。