5日間330万円の〝神楽伝承ツアー〟に訪日観光客たちが感涙 観光庁「地域観光新発見事業」の最前線
日本の伝統的な舞楽の一つである「神楽」。
国内各地で1300年も前から伝承されていると言い伝えられており、無形民俗文化財にも指定されている。
そんな神楽を1から学ぶことができる〝超高額ツアー〟が大分県で実施されているのをご存知だろうか?
ここでしか味わえない『日本の魅力』を知ってほしい――。そんな思いで展開されている「神楽伝承体験プログラム」だ。
これは1~6人のグループで行う、プライベートツアー。旅行代金は1グループ330万円(税込)。 主なターゲットは――インバウンドの富裕層だ。
このツアーでは、大分県宇佐市に継承される「豊前岩戸神楽」の稽古をプロの神楽師から毎晩2時間ほど受けられ、神楽の所作や衣装、歴史文化等についても学ぶことができる。食事も神楽舞を奉納する神楽師たちが実際に食べている特別なものが用意されているそうだ。
5日間の滞在で「豊前岩戸神楽」を習得し、最後は神前で奉納発表も行う。主催者によると、参加者は深く感銘を受け、必ず最後には(人によっては1日目で既に)泣いてしまうんだとか。