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水耕野菜の認知度を高めたい
ところで、「きぬあ りーぶす」を生産販売しているのは、愛知県弥富市にある「株式会社M式水耕研究所」である。Jタウンネット記者が電話で取材を申し込んだところ、同社役員の村井邦大さんが応じてくれた。
「私どもは、1971年より日本の水耕栽培プラントの開発、販売を専門に行ってきました。
プラントの設置面積は、累計で223万平方メートル(東京ドーム約48個分)を超え、件数ベースでも1300件を超える、水耕栽培のパイオニアです」(村井邦大さん)
50年以上の経験とノウハウの蓄積を活かして、水耕野菜の普及活動も行っている。その一つが、「きぬあ りーぶす」。キヌア、アマランサス、サンチュなどをミックスした野菜セット(50グラム)だ。
従来は病院食向けなど用途が限られていたが、約1年前、一般消費者向けに商品化した。2024年、スーパーなどにも流通するようになったという。関東では、スーパーナニワヤ麻布十番店、オオゼキの各店舗、横浜水信のラスカ平塚店、ラスカ小田原店などに置かれている。
「きぬあ りーぶす」というネーミングだが、「商標登録はとりました」とのこと。某映画スターの名前に似ていることは、やはり意識していたらしい。「水耕野菜の認知度を高めるために、あえて......」と、村井さんは笑う。
水耕野菜の市場を広げるには、なるべく大消費地に近い場所で生産し、流通させる必要がある。「きぬあ りーぶす」で認知度UPを図る一方、水耕栽培プラントの販売にも力を注ぐ狙いのようだ。
「食の安心・安全・安定の観点から、水耕栽培の必要性が近年、再確認されています」と、村井さん。「きぬあ りーぶす」の次は何だろう?