シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Yさん(兵庫県・60代女性)
Yさんには、お礼を伝えたい人達がいる。
それは、約30年前に住んでいたマンションの1階にあった食堂のお母さんとお父さん。
1995年1月17日の早朝、自宅からパジャマのまま飛び込んでいったYさんに、優しさを与えてくれたという。
<Yさんの体験談>
1995年1月17日。阪神大震災の朝の事です。
当時、夫は九州に出かけていて、生後3か月の娘と2人きりでした。
明石市和坂稲荷町で震災にあった私は、寒さも忘れてパジャマのまま娘を抱き、マンションの1階に走って逃げました。