とある大学生が披露した〝おサイフケータイ〟の実態に5.6万人あ然 「こうなってるんだ知らなかった」
突然だが、皆さんは「おサイフケータイ」をご存知だろうか。
2024年に20周年を迎えた日本におけるモバイル決済の先駆け的存在。ガラケーを使っていた学生時代、おサイフケータイを活用している人は何だかスマートで最先端をいく大人のイメージがあった。ワンセグくらい憧れの存在だったといっても過言ではない。
そんなおサイフケータイについて9月9日、こんな呟きがX上に投稿された。
「おサイフケータイ残高減ってきた。チャージしないと」
多種多様なモバイル決済が存在する今もアンドロイドには「おサイフケータイ」のアプリがあるため、活用している人はいるはずだが、どうして話題に?
あわせて投稿された画像をご覧いただこう。
め、めちゃくちゃアナログな"おサイフケータイ"だ......。残高は610円。これは早いところチャージしないといけないだろう。
しかしこれ、一体どんな構造になっているのか? Jタウンネット記者は10日、投稿者のゆう(@mouse_soft_y)さんに話を聞いた。
実はおサイフではない
北海道在住の大学生でソフトウェア開発やアンドロイド端末の改造、修理、研究などを行っているゆうさん。
話題のおサイフケータイ(物理)は、親が通販サイトで購入してしまった"ウイルス搭載の偽スマホ"の基板とディスプレイの取り除いて作ったものだという。
実際には「おサイフ」としてではなく「貯金箱」として使用しているそうだ。
「スマホの抜け殻を見てなぜか突然おサイフケータイできるんじゃないかと思ってやったらちょうど貯金箱として良さそうだったので数か月使っていました」(ゆうさん)
おサイフケータイ(物理)は、一応"蓋"は閉められるものの、外れやすいため、財布としての持ち歩きにはあまり向いていないんだとか。
なお、ゆうさんはこんな事実も明かした。
「今回『おサイフケータイ(物理)』を作りましたが、実は本物の『おサイフケータイ』は使ったことがありません。
普段paypayくらいしか使わないので」
おサイフケータイ(物理)しか使ったことない人、世界で唯一では......。
そんな「おサイフケータイ」(物理)に対し、X上では5万6000件を超える「いいね」(12日夕時点)のほか、こんな反応も寄せられている。
「ガチのおサイフケータイで好き」
「マフィアが本に銃隠すやつ」
「ハッキング(物理)に警戒が必要w」
「あ、こうなってるんだ 使った事なかったから知らなかった」
「それはケータイおサイフ」
こうした反響を受け、ゆうさんは
「フォロワーの方がリプに書いていた『海外長期旅行中、似たようなことしてましたww(盗難対策)』が印象に残りました。
自分はただ面白いと思ってやっただけですが、似た例として盗まれないようにHDDに札を隠すということをしており、役に立つ使い方があるのだと分かりました」
とコメントしている。