まるでテレビCMのアレ! 「日本一国道が集まる交差点」のぼりの〝極小注釈〟に注目集まる
国道の聖地に、8連おむすびの標識を!
8連おむすびプロジェクト――それは、8本の国道が集まる本町交差点に関するプロジェクトだ。
「本町交差点にある『道路元標』には、8本の国道路線が記されています。国道番号標識は国道マニアがその形から『おにぎり』と呼んでいます。現在ここにその標識はないのですが、写真のように8連になったら、インスタ映えするし、面白いなと思ったのが、この取組み『8連おむすびプロジェクト』のスタートです」
昨23年、同プロジェクトは道路管理者の国交省、新潟市役所、地元2商店街、商工会議所、まちづくり2団体、大学に働きかけ、8連の標識設置に向けた活動をスタートした。
プロジェクト名を国道マニアが呼ぶ「おにぎり」ではなく、あえて「おむすび」としたのは、構成8団体を「むすぶ」、8国道の起終点都市と「むすぶ」という意味を込めて。ダブル・ミーニングというわけだ。
「まずは日本一の8国道が市民からも知られていないので気運醸成を図るためキャンペーン活動をしています」と、池田さんは語る。
「今年秋には『8連おむすび』設置を新潟市長に提言し、来年度の設置を目指しています」(路地連新潟・池田博俊名誉会長)
24年7月、本町商店街で毎年7月最終土曜日に行われる「千灯まつり」には、「8連おむすび」をデザインした「灯篭」を作成。「日本一国道が集まる交差点」と「8連おむすびプロジェクト」をアピールしたという。
今回、Xで話題になった幟も、その時に設置したものだった。
特に、「日本一」の「一」の下の小さな文字が注目されていることについては「コマーシャルの『誰が読むねん』という細かい文字をパロったことがバズったのはシメシメという感じ。『正直な新潟』というリポストが嬉しかった」とコメントしている。