漫画家が〝玉こんにゃくの悲鳴〟聞きながら妄想するのは... 独特すぎる視点に3万いいねと「見たい」の声
画面の端にいたらいいのに
「画面の端に『悲鳴をあげる仲間を救えない無力なこんにゃく』がいたらもっといいのになと思って見てる」
フライパンで炒められる仲間の玉こんにゃくを見ている玉こんにゃく。単身で皿の上に取り残され、なす術もなく、ただ見ている――そんな玉こんにゃくを妄想しながら、楽しんでいるというのだ。
ど、独特すぎでは......?
Jタウンネット記者が22日、投稿者のおりしま美城さんに話を聞いたところ、おりしまさんは「主人公が大切なものを守れなかった時に己の無力さに心が折れるシーンが好き(その後再起する展開も含めて)」。
それを以前バズっていた他のユーザーの「こんにゃくの悲鳴動画」で例えたら困惑されたことを思い出し、今回の作品を投稿したという。
だが、「あんまり理解してもらえない」という冒頭のつぶやきとは裏腹に、この漫画にはX上では3万件を超える「いいね」(23日昼時点)のほか、
「なんとなくわかる。自分でやる時ずっと見てる」
「これよすぎる 見たい見たい」
「皿の上というよりは、コンロ周りに落ちてるほうが刺さる。一人だけ助かっちゃった感じがする
と共感の声が多数寄せられるという事態に。予想外の展開に、おりしまさんは
「最初は困惑の反応も多かったのですが、だんだん引用やTL上で皆さんそれぞれの『無力なこんにゃくの物語』が語られていって面白かったです」
とコメント。また、自身のこんな強い思いも語ってくれた。
「例えがこんにゃくの悲鳴動画だったために『かわいいものを虐めたい(キュートアグレッション)』の話と誤解されるのですが、そうではなくて、メインで見たいと思ってるのは『無力なこんにゃく』側の物語です」
玉こんにゃくに悲鳴を上げさせている皆さん、取り残され玉こんにゃく視点の映像も、需要がありそうですよ。