超光速で動いてそうなクラゲに2.8万人びっくり 「タイムマシンやないかい」「SSR確定演出」と話題
まるで宇宙空間をワープしているかのような......そんな躍動感あふれるクラゲが、X上で注目されている。
これは2024年8月17日、Xユーザーのなたりっぷ(@natalipaqpa)さんが
「水族館のクラゲ水槽の前でズーム流し撮影したら、やたら疾走感と存在感のあるミズクラゲが現れた!」
と呟きながら投稿した写真。
鮮やかな光の渦から飛び出してこちらに襲いかかってくるような、あるいはその渦の中に吸い込まれてどこかへとワープしてしまいそうなミズクラゲ。いろんな妄想が捗る、迫力満点な1枚である。
いったいどうしてこんな写真に? Jタウンネット記者は19日、投稿者のなたりっぷさんに話を聞いた。
クラゲにはないスピード感を演出
なたりっぷさんがこの写真を撮影したのは7月31日、場所は"クラゲの展示数世界一"を誇る加茂水族館(山形県鶴岡市)の「クラゲドリームシアター」だ。
約1万匹のミズクラゲが浮遊するこの水槽では、閉館前の30分間だけレインボー照明が点灯する。話題の写真はそのタイミングで撮られたものだ。
「記念撮影スポットとしても人気の水槽ですが、幸いにもこの時は他のお客さんがいないタイミングでゆったり鑑賞できたので、せっかくなら人と違う撮り方をしてみようと思いました」(なたりっぷさん)
なたりっぷさんが試みたのは、「ズーム流し撮り」。シャッタースピードを低速に設定し、ズームを操作しながらシャッターボタンを押すことで、中央の被写体以外をわざとぶらすという技法だ。
「クラゲの一般的なイメージに『スピード感』は無いですよね。だからこそ、意外性のある1枚に仕上がったと思います。
ズームを操作しながらシャッターが切れる一眼レフ・ミラーレス一眼ならではの表現になりました。レインボー色の照明も良い味を出してくれたと感じています」(なたりっぷさん)
この投稿に対し、X上では2万8000件を超える「いいね」(20日夕時点)のほか、こんな反応が寄せられている。
「タイムマシンやないかい」
「RPGでエンカウントしたときのミズクラゲや」
「SSR確定演出」
「ワープしてるぞこのミズクラゲ!!」
「ゲーミングくらげかわいい...」
こうした反響を受け、なたりっぷさんは
「いつもレインボー色の照明というわけではありませんが、少しでも水族館やクラゲの魅力が伝わっていたら嬉しいです。
また、中には『こんな撮り方があるんだ』と撮影手法についてコメントを頂けた方もいて、撮影者としてそこに注目してくださったのも嬉しい限りです」
とコメントしている。