「妊娠9か月、道にうずくまる仕事帰り。日焼けしたガテン系おじさんたちは私の大きなお腹を見るなり...」(千葉県・50代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Mさん(千葉県・50代女性)
妊娠9か月、間もなく産休に入るというタイミングでのことだ。
Mさんは仕事帰りに、駐車場へ向かう道で歩けなくなってしまい......。
<Mさんの体験談>
30年前、妊娠9か月でもうすぐ産休に入るといったときのことです。
大きなお腹の私は成田空港に居ました。仕事帰りでした。
少し離れた工事現場からおじさんたちが来て...
暗い中、駐車場に向かっていると、突然足がつって歩けなくなりました。
道端で足を伸ばしてうずくまり、私は不安と痛みで半べそに。
そこに、少し離れた場所にあった工事現場で働くおじさんたち、お兄さんたちが様子を見に来てくれました。
「お~い、どうした!?」と近付いてきて、私のお腹が大きいのをみるや否や、
「産まれんのか!?」
「おーい、大変だ!!」
と工事を中断。携帯も普及していなかった時代でしたので、方々へ連絡に走ってくださりました。
日焼けした「ヒーロー達」へ、ありがとう
あの時は本当に、本当に助かりました!!
次の日、お礼をもって現場を訪ねると、その方達はもう次の現場へと去った後でした。
お礼を伝える術もなく、ただただ心のなかでずっと感謝し続けております。
ガテン系で日焼けした、私のヒーロー達!! 心からありがとうございました!!
かっこよかったです!! 頼もしかったです!!
あの時、お腹にいた子は無事育ち、30才になりました。
みなさまのお陰です。ありがとう。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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