「これが本当のスカイベリー」 栃木の花火大会で輝いた〝巨大イチゴ〟に16万人注目
すっかり夏になり、読者のみなさんもそれぞれの地元で、花火大会を楽しんでいるかもしれない。
一口に花火大会と言っても見られる光景は場所によってそれぞれ違うが......2024年7月末、Xで注目を浴びたのは光輝く巨大なフルーツだった。
「栃木なんで花火大会行くとイチゴ飛んでる」
7月27日、茨城県在住の会社員・ままつこ(@mtkszm)さんがそんな呟きとともに投稿したこちらの1枚。
複数の光の粒が群れを成し、イチゴをかたちづくっている。
夜空を彩る地元の名産に、ユーザーからは16万を超えるいいね(1日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「これが本当のスカイベリー」
「届きそうでつかめないいちご」
「雲の龍がその苺を狙ってる」
「未来の花火大会ってこうなるのかな」
31日、Jタウンネット記者の取材に応じたままつこさんによると、写真は栃木県の第52回真岡市夏祭大花火大会で撮影したもの。
イチゴは、その中で実施された「ドローンショ―」で披露されたものだった。
真岡市の公式サイトによると、今年は市政70周年の節目で、これを飾る新たな取り組みとして、ドローン300機を用いたショーを実施。
ドローンショーを手がける「ドローンショー・ジャパン」(本社=石川県金沢市)と手を組んだ。
ドローンで真岡市に馴染みのあるSLやイチゴなどを表現し、約20000発の花火と共に夜空を彩る。花火とドローンを組み合わせたショーは県内初の試みだったそうだ。
27日、茨城から家族で花火大会に来ていたままつこさんは、そんな物珍しい光景を目の当たりにした。
「真岡市は全国トップクラスのイチゴの産地なので、地元らしさが出てて面白いなと思いましたね。真岡はイチゴとSLがシンボルですし。
大量のドローンたちがカラフルに飛んだり動き回ったりと花火ではできないことを夜空で行えるので、未来の花火大会ってこうなるのかなと思いました」(ままつこさん)
皆さんの地元の花火大会でも、名産品が夜空に浮かぶ日はそう遠くないのかもしれない。