誰も助ける気配がなくて...
少し様子がおかしかったので見ていると、どうやら両足が悪いようです。
次の瞬間、後ろに倒れました。
猛暑の中、なかなか立てない男性。
近くにいた人たちが手助けする気配もなく、僕は無意識に男性に駆け寄っていました。
「大丈夫ですか?」
声をかけると、30代前半くらいの若い男性でした。大量の汗を流していました。
肩を抱えて男性を立たせると、「すみません。ありがとうございます」と言っていました。
男性の両足に視線を見て、どうやら怪我ではなく病気だとすぐに気が付きました。
股関節から下が曲がらない感じだったからです。