通りがかりのご婦人や夫婦が...
妻の歩行練習と軽く考えたのが、私の一番の誤りでした。
家を出て数分後、風雨が厳しく強くなり、傘はさせる状態ではなくなりました。
タクシーを拾える所でもなく、雨で携帯電話も使えず......。
私は妻を片手で支えながら、困ってしまっていました。
そこへご婦人が通りかかり、ご自分の傘を持って行っていいと言われたのです。
さらに別のご夫婦と思われる男女とも出会い、男性のほうが妻の片方の肩を支え、私がもう一方の肩を支えて、少し雨宿りが出来る軒先まで、辛うじて移動することができたのでした。