「意識を失った娘の頭が電車のドアに。とっさに『助けてください』と叫んだ私に近くの初老女性が...」(兵庫県・40代女性)
咄嗟に「助けてください」と叫び...
合流した私達は初めての駅から阪神電車に乗って扉付近に立っていましたが、試合の疲れからか娘が突然意識を失い倒れてしまったのです。
私は一瞬パニックになり咄嗟に「助けてください!」と叫んでから、倒れた娘の頭が扉にかかっている事に気付きました。
次の駅へ着いて扉が開いたら危ないと思い娘を抱き上げようとしたのですが、近くにいた初老の女性に落ち着いた様子で「動かさない方がいいわ」と言われ、隣にいた大学生らしき男性と周りの方が扉にかかっていた娘の身体を少しだけ移動してくれました。
女性は娘の脈を計り「正常よ、大丈夫」と私の手を握ってくれました。
しばらくすると娘の意識は戻り、「ここへ」と言ってくださったそばの座席の方に座らせてもらい、また別の方が「熱中症かも知れないから使うならどうぞ」と凍ったペットボトルを貸して下さいました。
女性が「次の駅でどなたか駅員さんを呼んで」と言うと初めに隣にいた大学生風の若者が「僕が行きます」と即答してくれました。