正しく「流れ星が叶えた願い」 富士山で撮影された〝奇跡の一枚〟が叫びたくなる美しさ
思わず叫んでしまった
注目を集めた「富士山×箒星」のツーショットは、2017年12月14日の午前1時14分ごろ、富士ヶ嶺公園(山梨県富士河口湖町)で撮影したもの。
この日は年間の三大流星群の1つであるふたご座流星群が活発に活動するタイミングで、Toshiさんは富士山と流星を絡めた写真を狙ってシャッターを切っていた。
真冬の富士山麓ということもあり、当日の屋外は氷点下の厳しい冷え込み。しかし、そのぶん空気が澄んでいた。
加えて月明かりもなかったため、綺麗な星空の下で撮影を行うことができたという。
カメラを富士山の方向に向けて画角を固定し、インターバル撮影(一定間隔で繰り返し撮影する機能)を用いて流星がフレームインするのをひたすら待っていたというToshiさん。運も味方し、富士山を掠めるかのような流星を撮影することができた。
「流星群の撮影では、肉眼で沢山の流星が見られてもカメラにフレームインしてくれるのはごく僅かというのが通例なので、今回富士山と流星が撮れて本当に嬉しかったです」(Toshiさん)
Toshiさんは以前にも富士山と流星の写真を撮影したことはあったものの、富士山の直上に綺麗に流星がフレームインすることは滅多になかった。
それだけに、カメラを向けている方向と同じ方向に星が流れた瞬間は、喜びのあまり思わす叫んでしまったそうだ。
「もともと富士山が好きで趣味でカメラを始めたので、今回も流星だけでなく富士山と一緒に撮ることを目的としていたため、喜びもひとしおでした」(Toshiさん)
Toshiさんにとっては、まさしく「流れ星に願いを叶えてもらった瞬間」だった、とも言えるかもしれない。