「映画でしか知らない世界」「泣いてしまいそう」 普段はバスでしか通れない黒部ダム関電トンネルの「破砕帯」歩けるツアー、参加者募集中
摂氏4度の水温を体感できる
Jタウンネット記者の取材に応じたのは、大町市役所の地域振興部観光文化課だった。「関電トンネル破砕帯見学ツアー」は11年前の黒部ダム50周年から開催されていると説明する。
「このツアーは、通常降り立つことができない破砕帯を歩いて見学、冷たい風や破砕帯の水を体感する特別ツアーです。見どころは、営業時間外に特別バスを運行し、破砕帯付近で降車することです」(大町市観光文化課担当者)
素掘りの工事跡「ケミカルトンネル」で事前学習を行った後、電気バスに乗って関電トンネル内の破砕帯まで移動。関電トンネル内の破砕帯(約80メートル)を歩いて見学する。
今でも点検口を開けると破砕帯の湧水が流れているので、摂氏4度の水温を体感できるという。
トンネル内の撮影は可能なのか? と聞くと、「当選した方のみ特別行くことができる場所です。ぜひ撮影をしていただきたいと思います」と担当者は答えた。
貴重なシャッターチャンスがたくさんありそうだ。腕に自信のある人は、破砕帯写真に挑戦してはいかがだろう。