桜大仏で人気の壷坂寺は清少納言の「推し寺」だった 道長や一条天皇とも...「光る君へ」登場人物とのゆかり
2024年4月、例年に比べて遅かった桜の開花も、一気に日本全国で満開となり、今や列島を北上中だ。
読者の皆さんは、もうお花見を楽しまれただろうか。それとも、これから?
Jタウンネット記者が今年の桜で印象的だったのは、「桜大仏」だ。
ご存じだろうか? 満開の桜の中から大仏様が顔を出す、という非常にユニークな景色である。
これは、奈良県中部・高取町にある古刹「壷阪寺」の公式Xアカウントが2024年4月5日に投稿した写真。
この日、桜は満開だったようだ。「桜の衣を着られてるというより、桜の泡に埋もれている様になってきました」というコメントも添えられていた。
この投稿にはX上で4600件を超える「いいね」が付けられ(4月17日時点)、こんな声が寄せられていた。
「大仏様も桜を満喫でお幸せでしょう」
「桜のお風呂入ってるね」
「桜の泡に埋もれています」
「みんなこの姿を拝みたいんですよね!」
「桜大仏」というと、近畿地方では大変に有名で、今年も多くの参拝者で賑わったという。ただ、他地方では「知らなかった」という人もけっこう多いかもしれない。
「壷阪寺」ってどんなところ? なぜ大仏があるの? 気になった読者もいるだろう。少し調べてみると、なんとも興味深い事実に......気づくことになる。さすがに奈良は奥が深い。