アクションゲームのワンシーン？いいえ、写真です　星と桜と甲冑侍...遺跡で撮影された「至高の一枚」に反響

思わず後ずさりしてしまいそうな光景が、X上で反響を呼んでいる。

こちらは2024年4月15日、兵庫県在住のXユーザー・ウシマサ（＠u4_masa）さんが投稿した写真。そう、「写真」である。

美しい星空の下、門の前で待ち構えるのは甲冑に身を包んだ侍。

武器を構えた姿や手前に伸びる影は、まるでアクションゲームに登場するボスのようなカッコよさだ。

圧倒的な迫力を感じさせる1枚に、ユーザーからは2万6000件を超えるいいね（16日夕時点）のほか、こんな声が寄せられている。

「とってもかっこいいです！！ゲームのボスみたいです」
「美しさとかっこよさで最の高！！」
「CGイラストかと思ったら...すげぇ...カッケー...」
「めちゃくちゃかっこいいなぁ...背景も甲冑も武器も何もかもかっこいいよ」

この甲冑侍は一体...？

ウシマサさんはX上で「甲冑でウロウロしている人」と自身を紹介している人物。

森や海、滝など様々な場所に「甲冑侍」として現れており、メディア欄にはそんな写真が数多く並んでいる。

16日、Jタウンネット記者の取材に応じたウシマサさんによると、今回話題になったのは福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡で撮影した1枚。戦国時代、越前朝倉氏が治めていた城下町の遺跡だ。

フォロワーの投稿で唐門の桜が満開であることを知ったウシマサさんは6日、天の川と桜、甲冑侍のコラボレーションを撮影するため、カメラマンと共に現地を訪れた。

午前3時～4時。真っ暗な駐車場で甲冑に着替え、天の川が出るタイミングにも合わせたが......撮影は困難を極めたそう。

「星を綺麗に撮る為に長秒撮影するのですが、10秒から15秒の間身動き一つできませんので（少しでも動くとブレます）、失敗写真も量産しました。
槍＆兜の角はどうしてもブレやすいので、息を止めて身体が震えないように必死でした」（ウシマサさん）

数十回撮りなおした末にたどり着いた1枚を、ウシマサさんは「現時点での最高到達点」と振り返る。

「むちゃくちゃハードな遠征でしたので、こうやって皆様に注目して頂きとても嬉しいです」（ウシマサさん）

天の川と満開の桜に、甲冑の侍。次はどんな光景を見せてくれるのか、今後の活動から目が離せない。