三角縁神獣鏡を「踏める」...だと? 奈良・天理市のマンホールがロマンしかない
読者の皆さんは今日、何個のマンホールの蓋(ふた)を踏んだだろう。
きっとほとんどの人が意識もしていないはず。踏んだからって何も思わない。それが、マンホールの蓋である。
しかし、天理市には少し踏みづらいマンホールの蓋があるらしい。
梅の花の形をした市章を中心に、やたらと細かい細工が刻まれている。上下左右に人や虎、龍のようなシルエットが見え、それぞれの間にはグルグルの文様が。さらに外側はギザギザした模様で囲まれている。
古代史が好きな人は、ピンと来たかもしれない。
そう、このマンホールの蓋は邪馬台国の卑弥呼が魏の国から貰ったとものと言われる「三角縁神獣鏡」を模しているのである。
......それを知ったらなんかちょっと、通るときに意識しちゃいそう。
どうしてマンホールの蓋をこのデザインにしたのか。Jタウンネット記者は2024年3月15日、天理市を取材した。