「職場の飲み会で先輩に晒し物にされた私。悲しくて1人で先に泣きながら帰ったら...」(滋賀県・50代女性)
反対側の席から大きな声で...
なんとか状況が好転すれば、と職場の飲み会には毎度参加していました。
その日の私の席は端で、反対側の一番遠いところに、特に馬の合わない先輩数人が着席。すると、飲み会の終わり間際で皆が酔っ払った頃に、反対側の席から私に大きな声で呼び掛け、2人の先輩が私の未熟な点を発表しだしたのです。
十数人いた参加者は皆それに注目。隣に座っていたムードメーカーの先輩が「飲み過ぎだ」と話を遮ってくれましたが、私は「なぜここにいるのだろう」「なぜ皆の前で晒し者にされているのだろう」と悲しい気持ちでいっぱいになり、いたたまれなくなって先に帰ってしまいました。
六本木から初台の駅の少し先までタクシーに乗ったのですが、車内では涙が止まらず、約15分ちょっとの距離を走る間ずーっと泣いていました。
そんな私に、運転手さんは少し困ったような感じで声を掛けてきたんです。
「なにがあったか分からないけど大丈夫だから! ね!」
そう言って、運転手さんはティッシュを差し出して励ましてくれました。