「東京駅の尿管結石」「痛風の像」 見てると痛くなってくる「八重洲のトゲトゲ」に込められた願いとは
管理者さん、何を表現してるんですか?
他にも「近未来的なウニ」「使途にしか見えない」などいろいろ言われているが、記者は100%尿管結石派。目の当たりにすると、なんだか痛くなってきた......。
このオブジェは一体、何を表現しているのか。Jタウンネット記者は12月14日、東京ミッドタウン八重洲の管理者に話を聞くことにした。

管理者によると、オブジェの正体の正式なタイトルは「STAR」。東京2020オリンピック・パラリンピックの聖火リレートーチを手掛けたアーティストの吉岡徳仁さんによる作品だ。
「8角形にかたどられた、2000個を超えるステンレスミラーのロッド(棒)は、太陽の光をランダムに反射し環境と一体化します。日中には太陽光を反射し、夕日の中では美しい琥珀色に。また、夜景の光も映し出すことで、多様に輝きが変化する彫刻です」(東京ミッドタウン八重洲の管理者)
そして、この作品のコンセプトを聞くと――「自然の結晶のように、異なる形から生み出された造形は1つとなり輝きを放つ。その放たれる光には、世界の平和への願いが込められている」。
放たれる光。世界平和への、願い。「尿管結石」とか言って、ごめんなさい......。

非常に申し訳ない気持ちになってきたが、東京ミッドタウン八重洲の管理者は、「あだ名に関して特に申し上げることはありません」と述べつつ、こうも言ってくれた。
「八重洲の新たなシンボルとなり、例えば待ち合わせ場所の定番になるなど、来街者の皆さまに愛される存在になったら良いなと思っています。愛称をつけていただくことも、皆さまのなかで話題にしていただいている所以かと感じております」