【神対応】「空港で買ったレアなお土産を飛行機で紛失。どうしても手に入れたくて『再購入したい』と問い合わせると...」(東京都・40代男性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Hさん(東京都・40代男性)
Hさんは旅先の熊本で、弟の誕生日プレゼントを購入した。
しかし、同じ飛行機に乗っていた誰かが間違えて持って行ってしまったらしく......。
<Hさんの体験談>
2021年の初夏、大分から熊本にかけて旅行した時の話です。
東京に戻る飛行機に乗る前に、熊本空港の土産物店で球磨焼酎を買いました。
1週間後に弟の誕生日で親族が集まることになっており、旅行土産を兼ねた誕生祝いの品でした。
紙袋を取り出そうとしたら...
飛行機が羽田空港に着き、頭上の荷物収納棚から商品の入った紙袋を取り出そうとしたところ、見当たりません。
客室乗務員に事情を説明し、機内をくまなく探してもらっても見つからず......。おそらく同じ土産物店で買い物をした人が、紙袋を取り違えてしまったのでしょう。
ボトルにシリアル番号が記載されるような、それなりに希少な品でしたので、航空会社に「乗客に対してメールを送って事情を説明し返還を促してほしい」と頼みましたが、返ってきたのは、「そのような対応はできず、返還があったときに取り次ぐことしかできない」という回答。
親族の集いが翌週に迫っていたので、仕方なく熊本空港の土産物屋に同じ商品の再購入と発送を依頼することにしました。
電話応対してくれた方がたまたま、私の会計を担当された方で、購入した時のことを覚えていてくれました。「あれやこれやと品定めする私の姿が印象的だったので」とのこと。
事情を説明すると災難に同情してくれて、驚くことに無償での同じ商品の発送を申し出てくれました。
申し出を断ると、届いた包みの中に...
店側には全く非がないのでその申し出は丁重にお断りし、有償で商品を発送してもらいました。
すると、数日後に届いた商品包みの中に、菓子など数々の熊本の土産物と手書きの丁寧な手紙が入っていたのです。とても温かい気持ちになりました。
親族の集いではその焼酎にまつわる話を披露し、弟もとても喜んでくれました。
とんだ災難が一転、特別なストーリーのある誕生祝いになり、むしろ良かったと感じました。
満面の笑みの弟との写真を添えてお礼の品と手紙を送りましたが、いつか熊本を再訪し、直接お礼をしたいなと思います。
心に残る接客をしてもらったこと、ありませんか?
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