「機嫌の悪い2歳娘を抱っこして自転車を押す帰り道。重くて何度も立ち止まる私に、通りすがりの男性が...」(大阪府・30代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Fさん(大阪府・30代女性)
その日、Fさんは2歳の娘を抱っこしたまま、自転車を押して歩いていた。娘の機嫌が悪く、シートに乗ってくれなかったのだ。
そんな彼女に、1人の男性が声をかけてきて......。
<Fさんの体験談>
ある年の冬、2歳の娘を保育所に迎えに行った帰りのことです。
娘はいつもより機嫌が悪くて、靴を履いてくれず、自転車の後ろにも乗ってくれませんでした。
本当に困っていた時に...
その時は布団も持って帰っていたので、それを自転車の後ろに乗せ、片手で娘を抱っこ。もう片方で自転車を押して帰ることに。
娘はどんどん体重が増えてきていたころで、片腕だけでの抱っこはきつく、時々立ち止まらざるを得ません。
もう無理だと思っていたところに、1人のおじさまが声をかけてきました。
「大丈夫ですかー!?」
その人はそう言うと、すぐに自転車を支えてくれたのです。
本当に困っていた時、助けてくださった通りがかりのおじさま。涙が出そうなくらい嬉しかったし、ものすごく助かりました。
普段は助けを申し出てもらう機会があっても断るのですが、この時ばかりは甘えさせていただくことに。おじさまは駐輪までしてくださり、鍵や布団も取って預けてくださいました。何から何までしてくださり、本当に助かりました。
親切なおじさまには、娘と同じくらいの年のお孫さんがおられるということでした。
お礼をしたかったのですが、その方は「仕事の帰り道だから気にしないで」とそそくさと立ち去って行かれました。
あの時はむちゃくちゃ助かりました。本当にありがとうございました。
私も、困っている人がいたら手を差し伸べられる人でありたいと思います。
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