鉛筆を削って「鉛筆削り」を爆誕させた猛者あらわる 細かすぎる超絶技巧に感嘆の声「天才」「信じられない」
つまみを引っ張って、鉛筆を差し込み、取っ手をクルクルと回す。
そんな"手動の鉛筆削り"を、鉛筆で作ってしまった猛者がいる。
鉛筆で、鉛筆削りを......? 一体どういうことなのか、早速ご覧いただこう。
鉛筆の先端に、黒光りする小さな鉛筆削りが、ちょこんと乗っている。
そう、鉛筆の芯を削って、鉛筆削りを彫り上げているのだ! 本当に動かせそうなほど精緻な作りなので、逆に「鉛筆型の丸テーブルがあるのでは?」と思ってしまうほどである。
こちらはXユーザーのシロイ(@shiroi003)さんが、2023年11月25日に投稿した作品。目を疑うほどの超絶技巧に、1万4000件を超えるいいね(4日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「本来は鉛筆削りで鉛筆を削るのにwwスゴい!」
「上のツマミ部分がウサギみたいに見えて、ますます可愛いですね」
「造形が綺麗すぎて、芯の幅の中の世界って信じられないです~」
「このフォルムが懐かしすぎます天才」
「彫るものを彫る」というアイデアを広げて
投稿者・シロイさんは、新潟県在住の「鉛筆彫刻人」。鉛筆の芯を削って、様々な作品を生み出している。"鉛筆削り"を彫る前は、作品制作に使うカッターを、鉛筆の芯に彫っていた。
「彫るものを彫る」――そのアイデアを広げ、「鉛筆削りを作ったら面白いのではないか」と話題の作品を制作した。
「制作難度の観点からするとつまみ部分もボディも四角くすれば一番簡単に作れたのですが、ミニチュアならではの可愛らしさも表現したいと思いあえてこの丸形にしました」(シロイさん)
カッター、デザインナイフ、紙やすりなどを使いながら、10時間ほどかけて作り上げ、とくにゆがみのない丸みのボディを表現するのにこだわった。
完成した作品について「全体的にいい感じに仕上げることができた」と語るシロイさん。X上で話題になったことについて、次のようにコメントしている。
「『鉛筆を削るものを鉛筆に削った』というアイディアを想像以上に沢山の方が楽しんでくれて作者として本当に嬉しいです。
私自身常に鉛筆で面白いものを作りたいと思っていますのでまたそれが1つ叶ってまたこれからの制作の励みになりました」