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これはロマンしかない 化石割り体験で発見された「クモの化石」に興奮の声「新しい映画が始まりそう」

仲久保 岳

仲久保 岳

2023.11.22 08:00
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30万年前の地層から

クモの化石は、北杜市オオムラサキセンターで実施しているイベント「化石割り体験」で化石を割っている時に発見された。ハエや魚の化石が出てきたことはあるが、クモは初めてだったという。

イベントで化石の割り方を教えていたボランティアスタッフさんが「お客さんがクモの化石をみつけた」と興奮した状態で見せにきてくれました。
このイベントで出てくる化石はほとんどが葉っぱで動物の化石が出てくることはとても珍しいので、大変驚きました。
めっちゃクモだ
めっちゃクモだ

化石割り体験で使われた化石の産地は、栃木県那須塩原市の「木の葉化石園」。

塩原は、地質学の世界では化石の産地として有名だという。塩原湖成層という30万年前の更新世の地層があり、葉脈がはっきり分かる植物や、体毛が残っている動物などが発掘されるのだ。

では、クモの化石もよく出るのかというと、そんなことはないようだ。クモの体は柔らかいため、岩の中で化石になることは「かなり珍しい」と同園は説明した。

ちなみに、化石割り体験で出た「クモの化石」は発見者の厚意で、北杜市オオムラサキセンターに展示されることになった。

死んでから何十万年もたってから注目を浴びるとは、このクモも思っていなかっただろう。

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