女将の次は「研究者」 またしても茨城で「変わり種カード」爆誕→その意図は?制作者に聞く
1年前より大幅ボリュームアップ
23年の一般公開のために作られたカードは全74種類。研究体験ブースや研究現場見学(ラボツアー) でカードになった研究者に話しかけると、「つくばセンター」では54人、「臨海副都心センター」では20人の研究者からそれぞれ本人のカードをゲットすることが出来る。
「研究者によってはただ質問すれば良いのではなく、鋭い質問ではないとカードをあげないという人がいるかもしれません。研究者と積極的にコミュニケーションを取ってもらい、質問の駆け引きも楽しんでほしいです」(荻原さん)
なお、参加できるツアーの数に限りがあり、全研究者と一般公開中に接触するのは難しいためコンプリートは出来ない。バトルや収集をして楽しむのではなく、「今日であったのはこんな研究者だったんだ」と記念にするのが良さそうだ。
ところで、何故カードなのか。先に女将カードを知った記者は「真似したのかな?」なんて思ったのだが......。
「パクってないんですよ! たまたまなんです!」(荻原さん)
荻原さんによると、研究者カードを初めて作ったのは22年。その年の一般公開のために、6人の研究者のカード(全6種)を制作した。女将カードも同年に初めて作られたが、当時は話題になっておらず、何も意識していなかったという。
「その研究者が何をやっているのか、どんな人なのか。名刺代わりにもなり、一般公開のノベルティにもなるカードで伝えてみようと考えました」
それが好評を博したため約12倍という大幅ボリュームアップして再登場したというワケだ。
「魅力を伝えるために、名刺代わりにカードを作って配る」――旅館業と研究の場で、ほとんど同時期に、同じ挑戦をしていたとは......。
いったい何が、茨城の人々をカードづくりに掻き立てるのだろうか。