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「桜島が歓迎の仕方を間違っている」 待望の国体中に活発化...相次ぐ噴火に地元の思いは?テレビ局に聞いてみた

松葉 純一

松葉 純一

2023.10.16 19:32
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桜島が歓迎している?

KKB鹿児島放送X(ツイッター)公式アカウント(@kkb5mobile)の投稿より
KKB鹿児島放送X(ツイッター)公式アカウント(@kkb5mobile)の投稿より

KKB鹿児島放送公式アカウントの中の人、つまり広報担当者によると、冒頭写真を撮影したのは、10月11日午前10時ごろ、KKB本社(鹿児島市与次郎)の前だった。投稿のきっかけをこう語った。

「鹿児島市民としては、久々に大量の灰が降る朝でした。ちょうどかごしま国体が始まった時期だったこともあり、桜島の噴火に、思わず鹿児島の盛り上がりムードを重ねてみました」
「『桜島が歓迎している』と考えた県民は多かったようです」
「ほとんどの方が『降灰で桜島が見えなくなっている』と察してくれたのは驚きでした」(KKB広報担当者)

ちなみに、普段は下の写真のように、桜島の姿が見えるそうだ。(15日正午ごろ、同じ場所で撮影)

KKB本社(鹿児島市与次郎)前の通常の風景(画像提供:KKB鹿児島放送)
KKB本社(鹿児島市与次郎)前の通常の風景(画像提供:KKB鹿児島放送)

投稿以降も、回答があった15日まで桜島は活発に噴火をしているという。

「降る火山灰の量はやや収まってきましたが、今までに積もった灰が風に舞うので、『またすぐに汚れるかも......』と洗車や掃除をするのが億劫です。鹿児島市では、路上の火山灰を掃除するためのロードスイーパー車が約1年ぶりに出動するなど、久しぶり、とはいえ、鹿児島県民にとっては極端に珍しいことではありません」(KKB広報担当者)

X上での反響については、「今回のポストについてはありがたいことに『噴火で大変なのに不謹慎だ』などのコメントは見られず多くの方に好意的に受け止めていただきました」と広報担当者。

また、「鹿児島県民にとっては桜島の噴火は身近なこと・日常である一方、放送局としてはたとえSNSでも『自然災害』を茶化すわけにはいきません。現に桜島の噴火警戒レベルが上がれば、局が一丸となり『災害報道』にシフトします」とコメントした。

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