快特「なると金時ポテトパイ」11時に参ります! ヴィ・ド・フランス金沢文庫店だけのオリジナル「焼き上がり時刻表」がなんか楽しい
何時に、どんなパンが焼きあがるか。街を歩いていると、そんな予告をしてくれるパン屋を見つけることがある。好きなタイプのパンがあると「この時間に戻ってこようかな」と考える人もいるだろう。
京急・金沢文庫駅(神奈川県横浜市)の改札前にあるベーカリーカフェ「VIE DE FRANCE(ヴィ・ド・フランス) 金沢文庫店」でも、そんな告知を行っている。
ただ、その方法が非常にユニーク。早速X上に投稿された現場の写真を見てみよう。
パンの焼き上がり時間を、電車の時刻表風に案内しているのだ。
その名も、「焼き上がり時刻表」。時間の上に「急行」や「快特」といったポップが貼られていたり、京急電鉄のマスコットキャラクター・けいきゅんのイラストがあったりと、かなり時刻表っぽい。
9月6日、Jタウンネット記者はヴィ・ド・フランス 金沢文庫店を運営する京急ロイヤルフーズ(東京都大田区)に、焼き上がり時刻表の誕生経緯を聞いた。
他の店舗にはない独自の取り組み
取材に応じてくれたFC事業部の西村学さんによると、焼き上がり時刻表を設置したのは22年11月。金沢文庫店独自の取り組みで、他のヴィ・ド・フランス店舗では見られない。
「ユーモアと独自性を打ち出したいと考えて作りました。京急電鉄とヴィ・ド・フランスの双方に許可を取って、出しています」(西村さん)
焼き上がり時刻表設置後も改良を行い、約1か月前から、電車の種別のポップを貼り始めた。「快特」や「急行」は焼き上がりの早さ――を意味しているわけではなく、陳列スペースにも時刻表と同じ「快特」「急行」のポップを貼ることで、告知されているパンを見つけやすくしているそうだ。
ユニークな看板について、西村さんは
「鉄道ファンやお子様をはじめ、多くの方に楽しんでもらえたら嬉しい」
とコメント。焼き上がり時刻表は、今後もさらに改良を重ねていく予定だ。