「ださいたま」とは、もう言わせないッ! 自動車学校の標語が素晴らしすぎて大号泣【埼玉県民の叫び】
「ださいたま」なんて言葉に振り回されるのは、もうやめよう。これからは、この言葉を胸に刻んでいこう。
「ゆめがさいたまけん」
なんて、いい言葉なんだ。埼玉県白岡市に生まれたJタウンネット記者は、子供の頃からずっと「ださいたま」という言葉に縛られてきた。故郷をからかわれ、愛郷心を失ったこともあった。出身地を口に出すのが恥ずかしいと思ったこともある。埼玉はバカにされても仕方ない――知らず知らずのうちに、そう思い込んでいたのかもしれない。
そこに......「ゆめがさいたまけん」。この清く、明るく、温かい響き。記者は人の埼玉県民として、大きな衝撃を受けた。
2023年9月10日、Xユーザーの「<」(@antyoku)さんが投稿したこの1枚の写真には、埼玉県民と思しきユーザーたちから、こんな声が寄せられていた。
「グッと涙を堪える」
「埼玉県民全ての希望」
「人生の辛いフェーズきてるけどこれ唱えたらなんかちょっと大丈夫になった」
素敵な言葉を考えたのは誰?
「ゆめがさいたまけん」なんて素敵な言葉、いったい誰が考えてくれたのか。
9月12日、記者が@antyokuさんに取材をしたところ、写真はJR川越線・日進駅で撮影したもの。埼玉県自動車学校(さいたま市北区)の看板だという。
そこで同日、記者は同校の職員にも話を聞いたが、「ゆめがさいたまけん」についての確かな情報はわからないという。その上で、こう語った。
「以前、専務理事を務めていた方が考えたと記憶しています。昔は学校内にヒマワリを植えていたので、それにちなんで考えられたのかもしれません」
元投稿の投稿者・@antyokuさんは埼玉県出身で30年近く住んでいるという。写真と合わせて「もっと早くにこの言葉と出会いたかったな 今となっては全てが遅すぎる」と呟いていた。
しかし、遅すぎることはない。今、埼玉の地で育っている、あるいはこれから育っていく若い世代に「ゆめがさいたまけん」というこの明るく美しいコピーを伝えていけば、きっと埼玉出身である事実に誇りをもってくれるはずだ。
そうやって種を蒔いていくことで、「ださいたま」という悲しい言葉もいつか、消えていくのではないだろうか。記者はそう信じたい。