「玄関に並べたい」「トイレ前に置けば...」 東京駅の床にある「アレ」がまさかの商品化で話題→どういう発想?メーカーに聞く
電車を待っている時に見る、"あれ"がフロアマットになった。
東京駅から高崎線に乗る方はビビッと来たのではないだろうか......。
そう、東京駅のホームにある乗車口案内のデザインがフロアマットになったのだ。
こちらは、鉄道車両メーカー「総合車両製作所」(本社:横浜市)の鉄道グッズ部門「電車市場」(@denshaichiba)のX(ツイッター)アカウントが2023年8月25日の投稿で紹介した商品。26日の「東京総合車両センター 一般公開」での先行販売が告知され、注目を浴びた。ユーザーからは、こんな声が寄せられている。
「綺麗に整列してうつろな目で労働に行く朝の視界感がたまらない」
「玄関に並べたい」
「フロアマットだからトイレ前に置けば、ドアが開くまで待たなきゃいけないっていう空間はできるわけだ」
なぜこれをフロアマットにしたのか? 9月1日、Jタウンネット記者は総合車両製作所生産本部生産管理部(SE業務)に話を聞いた。
トイレや洗面所で大活躍?
取材に応じた電車市場の担当者によると、乗車口案内のフロアマットは、東海道線、快速アクティー、宇都宮線、高崎線、常磐線の5種類がある。いずれも東京駅ホーム床のデザインだ。
商品化のきっかけになったのは、2022年に同社が発売した、国鉄時代の乗車口案内板に関連するグッズ。これが人気商品になったため、現代の乗車口案内もグッズ化することになったのだ。
そして、スタッフの中でこんなアイデアが生まれた。
「ホームの床にあるデザインがそっくり自宅の床に出現したら面白いのではないか。どうせやるなら実用品で使いやすく」
さて、メーカー的にはどうやって使うのがオススメなのだろう? 記者が聞いてみると、担当者は次のようにコメントした。
「トイレや洗面所の前に敷いて順番待ちの時は並んでもらうのは、お約束のような使い方かもしれません。慌ただしい朝が少しでも楽しくなってもらえたら嬉しいですね」
東京駅の乗車口案内のフロアマットは、9月中旬頃から電車市場JREモール店で発売予定。車両基地公開などのイベントに電車市場が出店して販売が行われる場合は、Xアカウントなどで告知される。価格は3850円。