青森県平川市ではお盆の時期に「墓踊り」をするらしい 一体どんな踊りなの?市役所に聞いてみた
地元出身の職員も「知らなかった」
取材に応じてくれたのは、「墓踊り」の張り紙を撮影しXにポストした三上咲希子さん。平川市出身だが、墓踊りのことは「今まで知らなかった」と話す。
「今回は広船という地区の墓踊りの張り紙を撮影しました。地域の人であれば知っているようです」(三上さん)
三上さんは張り紙を見て興味を持ち、20日に広船地区で行われた墓踊りに足を運んだ。その時に撮影した墓踊りの様子がこちらだ。
なにやら獅子舞のようなものを頭に被っている。腰には太鼓らしきものを下げ、足は小さく浮いている。ステップを踏んでいるように見える。
三上さんによると、広船地区では老人のような被り物をした先導役1人と獅子役3人で「墓踊り」を行う。墓地内に設けられた祭壇の前で先導役と獅子役が焼香をし、踊るのだ。
その後、お墓を1軒ずつ回る。今度は線香をあげて拝むのだという。一般的なお墓参りと同様だ。
広船地区の墓踊りは朝8時にスタートして、午前中いっぱい実施。張り紙にあった「外川家より」というのは、外川家のお墓が集合している区画から墓踊りを行うという意味だ。
それにしても、なぜこんな文化があるのだろうか。記者は22日、平川市教育委員会にも取材した。