ゆる~い顔で、何てことを! 「人間のクビを絞める熊」の顔はめパネルが山形県に存在した
山形県小国町にある国民宿舎・飯豊「梅花皮荘」(いいで「かいらぎそう」)に設置されている"顔ハメパネル"がX(ツイッター)上で話題になっている。
どんなパネルが設置されているのか。2023年8月12日にXユーザーのRENO(@renosky99)さんが投稿した写真を見ていただこう。
こちらが梅花皮荘に設置されている顔ハメパネルの写真。壮麗な雪山の前にいるのは、笑っているような、真顔のような、表情がわかりづらい2頭の熊のイラストだ。
そして、熊の脇部分に穴が作られていて......その左側にはぐったりしている人間のシルエットが!
つまり、顔をハメると熊に締め上げられるというわけ。謎過ぎるシチュエーションのパネルには約6700件のリポスト、約2万2000件のいいね(8月25日15時時点)を寄せられるなど注目を集めている。さらにポストを見た人からは、こんな声が。
「狂気の笑顔 そうですよね、人間なんて簡単に狩られるんだとw」
「熊の今晩の晩御飯」
「これにグッタリした表情で顔嵌めたいw」
8月16日、Jタウンネット記者は梅花皮荘を取材。ぶっ飛んだ状況が描かれたパネルの設置経緯を聞いた。
実は「元ネタ」があった
取材に応じたスタッフによると、パネルは2015年の夏ごろに設置。梅花皮荘への誘客が目的だった。デザインを考えたのは、同館を管理する「おぐに白い森」(山形県小国町)の事務所職員だという。
どうして、熊が人間を締め上げるなんて奇抜なパネルになったのか。スタッフはその理由を「バンビーノのネタから取った」と説明する。
あの、一世を風靡した「ダンソン フィーザキー トゥーザテーサーザ コンサ!」のコント、「ダンスィングフィッソン族」だ。
つまり顔出しパネルの「人間の首を絞めるクマ」は、「ニーブラ!」の瞬間だったのである!
このパネルの人気について、梅花皮荘のスタッフは「記念写真を撮られています。SNS上でも反響があるようです」と述べる。
梅花皮荘は四季折々の風景が楽しめる施設で、源泉かけ流しの温泉もあり、湯治などで賑わうという。
クマに「ニーブラ!」されるという貴重な経験と豊かな自然を味わいに、小国に行ってみてはいかが?