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ゆる~い顔で、何てことを! 「人間のクビを絞める熊」の顔はめパネルが山形県に存在した

大山 雄也

大山 雄也

2023.08.26 08:00
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山形県小国町にある国民宿舎・飯豊「梅花皮荘」(いいで「かいらぎそう」)に設置されている"顔ハメパネル"がX(ツイッター)上で話題になっている。

どんなパネルが設置されているのか。2023年8月12日にXユーザーのRENO(@renosky99)さんが投稿した写真を見ていただこう。

人間がぐったりしているぞ!(画像提供:RENO@renosky99さん)
人間がぐったりしているぞ!(画像提供:RENO@renosky99さん)

こちらが梅花皮荘に設置されている顔ハメパネルの写真。壮麗な雪山の前にいるのは、笑っているような、真顔のような、表情がわかりづらい2頭の熊のイラストだ。

そして、熊の脇部分に穴が作られていて......その左側にはぐったりしている人間のシルエットが!

つまり、顔をハメると熊に締め上げられるというわけ。謎過ぎるシチュエーションのパネルには約6700件のリポスト、約2万2000件のいいね(8月25日15時時点)を寄せられるなど注目を集めている。さらにポストを見た人からは、こんな声が。

「狂気の笑顔 そうですよね、人間なんて簡単に狩られるんだとw」
「熊の今晩の晩御飯」
「これにグッタリした表情で顔嵌めたいw」

8月16日、Jタウンネット記者は梅花皮荘を取材。ぶっ飛んだ状況が描かれたパネルの設置経緯を聞いた。

実は「元ネタ」があった

取材に応じたスタッフによると、パネルは2015年の夏ごろに設置。梅花皮荘への誘客が目的だった。デザインを考えたのは、同館を管理する「おぐに白い森」(山形県小国町)の事務所職員だという。

どうして、熊が人間を締め上げるなんて奇抜なパネルになったのか。スタッフはその理由を「バンビーノのネタから取った」と説明する。

あの、一世を風靡した「ダンソン フィーザキー トゥーザテーサーザ コンサ!」のコント、「ダンスィングフィッソン族」だ。

つまり顔出しパネルの「人間の首を絞めるクマ」は、「ニーブラ!」の瞬間だったのである!

獣とヒトが逆転しているが......(画像は再掲)
獣とヒトが逆転しているが......(画像は再掲)

このパネルの人気について、梅花皮荘のスタッフは「記念写真を撮られています。SNS上でも反響があるようです」と述べる。

梅花皮荘は四季折々の風景が楽しめる施設で、源泉かけ流しの温泉もあり、湯治などで賑わうという。

クマに「ニーブラ!」されるという貴重な経験と豊かな自然を味わいに、小国に行ってみてはいかが?

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