「ダンゴムシ 食べるとうまい 大笑い」 衝撃の川柳かかげる商店街を北海道で発見→関係者「差しさわりのないものを掲示しました」
北海道は室蘭に、とんでもない中学生がいるとネットで話題になっている。
彼なのか彼女なのか分からないが、とにかくその中学生が作った川柳が、こちらである。
「ダンゴムシ 食べるとうまい 大笑い」
詠み人は「あ」。適当に付けたゲームのプレイヤー名のような名前だが、ダンゴムシを食べて大笑いしているあたり、只者ではなさそうだ。
話題の写真は2023年7月30日、X(ツイッター)ユーザーの駄菓子屋いながき(@ kazoinagaki_s2 )さんが投稿した。この日はライフワークである駄菓子屋を訪ねる活動で2年ぶりに室蘭を訪れていたという。
12時ごろ、昼食を食べようと前回の訪問時に入った大町商店街のとんかつ店に行ったところ閉店の張り紙を発見。茫然としていたのだが、ダンゴムシの川柳が目に入って悲しみが薄れたと語る。
「いや、濃すぎて意味がわかんねえなこれw、というのが第一印象です。 他の川柳は撮影はしませんでしたがちゃんと書いてるものばかりだったのでこれだけが図抜けてぶっ飛んだ川柳でした(笑)」
一体、なんの川柳なんだ? Jタウンネット記者は8月3日、川柳を掲示した当時の大町商店会の元事業部長に話を聞いた。
「よっぽど美味しかったんやな」
元事業部長によると、話題の川柳は「笑い」をテーマに募集した21年の「アーケード川柳会」に寄せられたものの一つだ。
「大町商店街はアーケードがあり柱がたくさんあるんです。
その柱に何かを掲示して、それを見ながら商店街を歩いて楽しんでいただくことができないかというところで始まりました」 (元事業部長)
募集を告知する際にはポスターの掲示に加え、地元の新聞社や中学校にも協力を依頼し、100句ほどが集まった。その中からクスクス笑ってしまうようなものから最優秀賞などを選出したのち、差しさわりのないものを除き、全て商店街の通りに掲示しているそうだ。つまり、「ダンゴムシ 食べるとうまい 大笑い」は差しさわりのない川柳として、商店街の柱に貼られているというワケである。
地元の中学生による恐るべき川柳には7万3000件を超えるいいねのほか、
「よっぽど美味しかったんやな」
「名前が あ なのがすごい好き」
「センスの塊すぎるw」
「天才」
などの声が寄せられ話題に。SNS上での反響について元事業部長はまったく気付いておらず、取材を受けて 「正直びっくりしています」と語る。
「いわゆるYouTubeなどでうちの商店街はよくシャッター街と取り上げられることもありますが、そういう中で明るくクスクスと笑える話題がうちの商店街から提供されたというのは良かったなと思います」(元事業部長)