「どう見てもカニカマ」「カニカマの化石」 多摩川で見つかった「奇妙な石」の正体は...SNS上で浮上した「有力説」にしみじみ
「ヘンテコな石」の正体は...
「豆ケリかと」
話題の投稿にそうリプライしたのは、shiroaiko(@shiroaiko12)さん。1998年からビー玉の収集を始め、その産業史を研究している「ビー玉研究家」だ。世界からビー玉愛好家が集まるフォーラムで、日本のビー玉情報を発信しているという。
shiroaikoさんは、「豆ケリ」という耳慣れない言葉と共に、こんな写真をリプライに添えていた。
白と朱色のマーブル。なんと、くだんの石(?)にそっくりではないか!
28日、DMでの取材に応じてくれたshiroaikoさんによると、ガラスでできた小物玩具。ビー玉についての資料を探す中で目に留まった存在だったという。
大正期の初め頃、「石けり」という遊びが子供たちの間でブームになっていた。作家・大岡昇平のエッセイや当時の子供たちの作文にも登場しているそうだ。「豆けり」はそれのミニサイズ版で「昭和豆ケリ」と書かれている資料があるため、昭和期に作られたものだろうとshiroaikoさんは推測している。