「どう見てもカニカマ」「カニカマの化石」 多摩川で見つかった「奇妙な石」の正体は...SNS上で浮上した「有力説」にしみじみ
豆ケリ特有の「硝子種を鋏で切断した痕」
shiroaikoさんによると、かつて遊ばれていたガラス製の小物玩具が今の時代に見つかるのは珍しいことではないが、「豆けり」や「石けり」についての資料は多くない。それでも、昭和初期の東京に製造者がいたことはわかっており、東京で遊ばれていたことは確実だとする。疎開前に浅草で遊んだ石けりセットを持っていた人や、自分の豆けりコレクションを持っている60歳くらいの人も知っているそうだ。なお、生まれも育ちも仙台、今年50歳になるshiroaikoさんは遊んだことがないとのこと。
「豆けりと判断できたのは硝子種を鋏で切断した痕がハッキリあったからです。
豆けりも石けりも必ずこのカットラインがあります」(shiroaikoさん)
切断痕は、 shiroaikoさんがリプライに投稿した私物の豆けりにも見られる。
ところで、多摩川を愛でる会の古畑さんが投稿をしたのは23日7時35分。shiroaikoさんが「豆けり」の可能性を提示したのは同日9時25分。あまりに素早い"有識者"の登場に、「Twitter、情報の宝庫」「Twitterの集合知って凄いなぁやっぱり」「すぐ出てくるのすごいな」など感心するユーザーも続出。
拾い主である古畑さんはshiroaikoさんからのリプライについて「この『豆けり』も、昔、小さな誰かが蹴っていたのかな...と思うと、なんとも言えないしみじみとした気持ちになりました」と語った。