白ワンピースの少女がニタニタ笑いながら... 肝試しグループが香川の廃墟で体験した恐怖【ジモト怪談】
夏といえば怪談。怖い話を聞いて、肝を冷やしたくなっている読者もいるだろう......。
そこで今回Jタウンネットがご紹介するのは、香川県の幽霊話。怪談師を呼んで講演会を開いたり、実話怪談を集めたりしている丸亀市の「怪談会」代表・幸子さんが披露してくれた。
香川・さぬき市の喝破道場<語り手:「幸子さん>
香川の有名で怖い心霊スポットに、さぬき市の喝破(かっぱ)道場があります。
今は廃墟となっていますが、とある山の頂上に建っていて、かつては剣道の道場であった説と、素行の悪かった少年が真面目に成長できるようにしていくための施設だったという説があります。
心身に負担のかかる訓練から逃れようと風呂場や屋上で多くの人が自殺をしたという噂があり、廃墟となった建物を訪れた人に話しかけるような、誘い込むような声が聞こえる、という都市伝説も......。風呂場や屋上では幽霊が出るという噂もあります。
そんな喝破道場に心霊好きの友人が肝試しに5、6人で訪れました。
入口の近くで出会ったのは...
友人によると、入り口近くまで行ったとき、真っ白なワンピースを着た小学生くらいの女の子がじっとこちらを見てきたそうです。
近づくと、彼女は突然「1番!2番!3番!」と友人たちに番号を振ったそうです。4番から先はなく、ニタニタと笑いながらこちらを見ている姿が不気味で、番号を振られた1人が道場を飛び出しました。
実は、友人たち全員に女の子が見えていたわけではなかったそうです。番号を振られた人だけに見えていましたが、振られなかった人は女の子の姿が分からなかったと言います。
友人は「怖いから帰ろう」と言って、車を走らせたのですが、白いモヤが人型になって車の周りを囲んできたそうです。
女の子の霊がついてきたんだと思い、急いで車を走らせて人気の多い場所まで辿り着きました。しかし見えていたのは、やはり番号を振られたメンバーだけ。
あの女の子に振られたのは一体、何の番号だったのか。いまだに分からないままです。
(編注本記事は、他の地域で現在運営されている類似の名称の施設とは無関係です。廃墟への立ち入りは危険を伴い、また、建造物侵入罪等に該当するケースもあります。)
(2023年7月28日10時30分編集部追記:提供者の要望によりプロフィールの一部を修正しました)
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