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人生で一度はやってみたかった! 夏の九州国立博物館では、死んだ王様を甕棺に入れられます

大山 雄也

大山 雄也

2023.07.13 18:00
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「ヤバい!これはアツい」「強い」

22年8月の「伊都国王のお葬式」は、甕棺への埋葬手順や方法を盛り込んだ寸劇を行い、終わった後に甕棺に入り記念撮影するという流れだったのだが、ある問題が生じた。

劇を中断して行っていた甕棺についての解説が、子供の参加者にとっては難しかったのだ。

2022年のワークショップの様子(画像提供:九州国立博物館)
2022年のワークショップの様子(画像提供:九州国立博物館)

23年8月のワークショップ「王さまが死んだ! 甕棺に入れよう」では、その問題も改善される。

「今年は『やさしい日本語 de きゅーはく2023』とタイトルにもつけているように、わかりやすい優しい日本語を使って開催します。昨年は解説で話していた内容も劇の中に盛り込みました。演じることで理解がしやすくなると考えております」(企画課の職員)

参加者にはセリフはないものの、甕棺を運ぶ、土を掘る、棺に入れる、副葬品を入れるといった役が割り振られる。なお、甕棺に入れられるのは、魏志倭人伝に登場する「伊都国(福岡県糸島市付近にあったと考えられている)」の王さまという設定とのこと。

昨年のワークショップで甕棺に入った参加者を記念撮影する様子(画像提供:九州国立博物館)
昨年のワークショップで甕棺に入った参加者を記念撮影する様子(画像提供:九州国立博物館)

このかなり攻めた企画は6月、ツイッター上で話題に。

「ヤバい!これはアツい 甕棺って一生に一度は入ってみたいよね!!(色んな意味で一生に一度)」
「鼻水出た 王様死んだ!甕棺入れよ!は強い」
「面白いとぶっ飛びと学びのバランスが絶妙」

などさまざまな声が挙がっている。

「王さまが 死んだ! 甕棺に 入れよう」は、23年8月11日に開催予定(10時30分~12時、14時~15時30分の二部制)。

申し込みは7月15日12時開始。各回10人ずつの参加なので、気になる方はお早めに。

九州国立博物館:ワークショップ「王さまが死んだ! 甕棺に入れよう」
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