「母子家庭でネグレクトされていた高校時代。授業料未払いの私は、学年の教師陣から...」(岐阜県・30代女性)
授業料を払ってもらえず...
受験を突破して高校に通うようになった頃、母は当時交際していた方の所にほぼ住んでいる状態。家には兄妹4人のみでした。
そして、私の高校の授業料や入学金が払われていないことが発覚。このままでは高校にはいられないと思っていた1年生の一学期の終わり頃、担任の先生から職員室に呼ばれました。
退学だと言われるのかと思っていました。
しかし、そうではありませんでした。払われていないそのお金を1年生の担当だった先生方が少しずつ工面してくれたというのです。
お陰で退学にはならずにすみました。にも関わらず、当時の私はお金がないこと、母が家にいないことや家庭環境など諸々を知られるのが恥ずかしくて、情けなくて......そんな心を隠したく、お礼をしっかり言えずにいました。
そして先生方はそこまでしてくださったのに、高校まで電車・バス乗り継ぎで往復1500円かかったので、毎日通うことはできませんでした。アルバイト代は弟たちや自分のご飯代優先だったのです。