「鉄道部品の販売会&オークション」ってどんなトコ? 興味本位で参加してみたら→あまりの熱さに圧倒された件
いよいよオークションへ!
さて......5枠の販売会が終わると、お待ちかねのオークションの時間だ。
会場には椅子が並べられ、抽選で当選した参加者が一点ものや激レアアイテムを見に集まった。
オークションでは鉄道とバスがそれぞれ6点の合計12点を出品。鉄道からは「大和駅 ホーム設置 駅名標2枚セット」、相鉄バスからはバス前面取付の社紋(Sマーク)などが展示されていた。
この日一番の白熱した競り合いが行われたのは、相模鉄道の「新7000系使用! 機械付・前面行先方向幕&設定機セット」だ。「新7000系」は1986年4月から2020年11月に走っていた車両で、「行先方向幕」は行先を表示するために車両に取り付けられている機械。「羽沢横浜国大駅」は2019年11月に開業した駅なので、方向幕にこの駅が入っているということは、運行最終期に制作されたものということだ。さらに、行き先を操作する設定機との販売は貴重だそう。
開始金額5万円から始まった競り合いでは、参加者2人による応酬が過熱し、2分ほどでこの日最高額の17万円に。
熾烈な争いを制したのは神奈川県在住の30代男性。相鉄が好きで、子供の頃からくるくると回る方向幕に惹かれていた。
「緊張していて落札できないんじゃないかと思っていました」(競り勝った男性)
長澤駅長も17万円という値段が付くことは想定しておらず、「びっくりしちゃいました」。
「非常に自分の中で思い入れのある商品だったので、あんなに競り合ってくれるなんて本当にうれしかったです。 オークションかどうかは別として、またこういうイベントや企画をやっていきたいなと思っております」
と感慨深げに語っていた。