「お父さん用の肉」じゃ、なかった... トラウマ級に怖ろしい「肉入り袋」の正体とは
二度見せざるを得ない「不穏な袋」が、ツイッター上で話題になっている。
美味しそうなお肉の切れ端がいっぱいに詰まったビニール袋。これから一体どんな料理に生まれ変わるんだろうかとワクワクするはず......が、袋に書かれた文字が気になりすぎて、手放しで喜べない。
「お父さん」
......「お父さん用のお肉」という意味だろうか? たとえば家族に食べられないように自分で買ったプリンには名前を書いておく、なんてことはままあるが、それと同じ? しかし、入っているモノがモノだけに、まさか......? と不安が募っていく。
物騒な雰囲気漂う写真に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「軽くトラウマになりそう」
「写真だけでも『ヒッ!』ってなりました」
「お父さん...変わり果てた姿に」
果たして、このお肉は何の肉なのか? Jタウンネット記者は10日、投稿者のかぼちゃさんに話を聞いた。
本当は「兄貴」のはずだった
まず落ち着いて聞いてほしいのだが、実はこのお肉、「お父さん用の肉」ではなかった。
ということはもしかして、本当に......?
そんな胸騒ぎが止まらないが、この袋の中のお肉はローストビーフ用の大きな塊肉を捌いた際に出た牛スジ部分だそう。
ではなぜ、「お父さん」と書かれているのか。その理由は、投稿者のかぼちゃさんが飲食店勤務であることと関係していた。
「飲食業界で先に消費する食材のことを『兄貴』というのですが、この日は色々と考え事をしておりまして、袋に記入する『兄貴』という言葉をド忘れしてしまい『お父さん』と代わりに表記しました」(かぼちゃさん)
そう、元々、このお父さんは「兄貴」だったのだ!
「お父さん」と書いたせいで、かぼちゃさんは上司である料理長に「びっくりするからやめろ」と苦笑いされてしまったと語る。いや、「兄貴」と書いてあっても、何も知らない我々はびっくりしてしまうけども......。
なお、写真の「お父さん」肉はアルバイトスタッフへの賄い料理になったという。
ツイッターでの反響を受け、かぼちゃさんは
「色んな方々から『ブラックで笑える』などの声を聞いて正直驚いてます」
とコメントしている。
......ともあれ、悲惨な目にあったお父さんなどいなかったというわけだ。何よりである。