「最終新幹線に乗るために大急ぎのサラリーマンたち。大きなスーツケースを抱えた私と母がホームへの階段を上っていたら...」(岡山県・40代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Eさん(岡山県・40代女性)
その日、Eさんは母と一緒に新幹線の最終便に乗ろうとしていた。
周りのサラリーマンたちも急いで駆けていく中、大荷物を運んでいたEさん親子は思うように階段をのぼれず......。

<Eさんの体験談>
20年ほど前、母と2人で海外を旅行した帰りのことです。それぞれが大きなスーツケースを持ち、新大阪駅から最終新幹線に乗るためにホームを目指し階段を上りました。
しかし、思いのほかスーツケースが重く、私達は一段上るのにも必死。そうしているうちに、発車を報せるベルが鳴り響き......。
見知らぬ男性たちに荷物を......
階段を駆け上がっていく大勢のサラリーマンたちも、最終新幹線に乗り遅れないように必死でした。
やがて、周りにはとうとう私と母の2人だけに。母は「もう無理だ」と諦めてしまいました。
その時、2人の男性が階段を走り下りてきて、私達のスーツケースを抱え、再び階段を駆け上がって行ったのです。
私と母も無我夢中で階段を駆け上がると、スーツケースがホームに並べられていて、おかげで間一髪、最終新幹線に飛び乗ることができました。

助けてくださったサラリーマンの方達の特徴を記憶することができず、そのお姿を探すことができないまま、御礼を伝えることができませんでした。
あの時、ご自身も乗り遅れるリスクがあった中で、見ず知らずの母と私を助けていただきありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko[a]j-town.net、[a]を@に変更)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)