駐車料不払いの場合は「演歌を2曲歌ってもらいます」!? 鹿児島で発見された独特すぎる「警告文」
駐車場に掲示されていた個性的すぎる「警告文」がツイッターで話題になっている。
その驚きの内容が、こちらだ。
「駐車料は料金箱に入れて下さい。 不払いの方は演歌を2曲歌ってもらいます」
......これはつまり、演歌を2曲歌えば、駐車料がタダになっちゃうってこと?
絶対に歌いたくない! という人ももちろんいるだろうが、むしろ歌いたい! という人もいるのではないだろうか。そんな人にとっては歌も歌えて駐車料金も無料になっちゃうというラッキーすぎるペナルティだ。
この「警告」になっているか疑わしいユーモアあふれる看板に、ツイッター上では5万6000件を超える「いいね」(28日夕時点)のほか、
「マイクがあるのポイント高いですね」
「駐車料金は払うけど歌わせてほしい、ていう人沢山いそうです」
「払うし、歌うので場所を教えて下さい!ww」
といった反応が寄せられている。
設置の理由は
こなさんによると、撮影場所は鹿児島県指宿市の長崎鼻付近にある駐車場。
最初は素通りしようとしたけれど、看板を見て思わず笑ってしまい来た道を戻って写真を撮ったのだという。こなさんいわく、周辺は無料駐車場ばかりだったが、この看板が立っていた駐車場には「駐車料金100円」と書かれていたとのこと。
「本当に徴収されるのか、はたまた冗談なのかは謎です...」(こなさん)
そこで真相を突き止めるべく、Jタウンネット記者が調べたところ、看板を設置したのは「アロハおみやげ品店」(鹿児島県指宿市)だと判明。 28日、同店の店員に話を聞いた。
店員によれば、店が営業を始めた当初、駐車料は「条件付きで無料」にしていたという。
それは「演歌を2曲歌うこと」ではなく......。
「駐車料はいらないから、お土産はうちで買って下さいというような勧誘の仕方をしていたんです」(アロハおみやげ品店・店員)
しかし、おみやげの購入もせず、置いていた料金箱に駐車料も支払わないという客もいたため、店長が「面白がって」話題の看板を作ったそうだ。
なお本来の駐車料は、こなさんが見た通り、100円。だが、払うかどうかについては「お客さんの良心にお任せしています」とのことだった。
とはいえやはり、料金を支払わないのであれば、せめて看板に従って演歌を2曲歌っていくのが「マナー」......かもしれない。