「神の領域」「吸い込まれそう」 圧倒的で絶対的に美しい「鈴鹿の森」のしだれ梅に反響
圧倒的に美しい梅の木がツイッター上で注目を集めている。
この世の物とは思えないほど神々しいその姿が、こちら。
まるで空から降り注ぐピンクのシャワーのような、満開の「しだれ梅」。その迫力に、思わず圧倒されてしまう。
ツイッターユーザーの@3m1ekさんが2023年3月12日に投稿したこの写真には、6万9000件を超える「いいね」(3月14日時点)が寄せられ
「息を呑むほど綺麗です」
「これは神の領域 圧巻です!」
「大きな花火みたいに元気を貰えます!」
「梅の妖精に吸い込まれそう」
「美しさを超えて神秘さも感じます」
といった称賛の声が数多く寄せられ、話題となっている。
この梅の木は、どこにあるのだろう? Jタウンネット記者は、投稿者に詳しい話を聞いた。
しだれ梅中心に200本、見応えたっぷり
投稿者によると、見事なしだれ梅があるのは三重県鈴鹿市にある「鈴鹿の森庭園」だ。
撮影日の2023年3月11日は快晴。梅がちょうど満開で、木によっては散り始める頃だったという。
「とにかくスケールが凄いです。梅が200本ほどあって一つひとつも見応えたっぷりです。
ずっと行きたかった場所でしたので、絶好のタイミングに行くことができて何よりです」(@3m1ekさん)
鈴鹿の森庭園の公式サイトによると、同園では「呉服(くれは)しだれ」という品種のしだれ梅を中心に、約30種類のしだれ梅・立ち梅が200本ほど栽培されている。ただの梅園ではなく「研究栽培農園」で、しだれ梅の手入れに用いる「仕立て技術」の存続と普及を目的とした場所だ。
名人と呼ばれる職人が手入れをしているだけあって、見事な姿の梅がずらりと立ち並んでいる。中でも、入口の傍にある「天の龍」と「地の龍」という名の梅は樹齢100年以上と推定され、現在も残っている品種の中では日本最古の木なのではないかと言われているそうだ。
@3m1ekさんはそんな園内で、地面に花びらが積もりはじめた木を選んだ。神秘的な雰囲気を出すため、幹のしめ飾りが多くの枝の隙間から見えるような位置から、かなりのローアングルで撮影したという。
まるで梅の世界に入り込んでしまったかのような、夢みたいな光景だ。
「鈴鹿の森庭園」の一般公開は毎年、開花時期に合わせて行われる「しだれ梅まつり」の1か月間のみ。2023年は2月18日~3月下旬(夜間はライトアップもあり)を予定している。
気になる方は、運営会社・赤塚植物園のツイッター公式アカウント(@akatsukagarden)で開演情報を確認の上、近いうちに行かれるのがよろしかろう。