「トイレットペーパーが大量に置かれている」 JR東美浜駅で「謎すぎる張り紙」発見される→何故こんなものが?町役場に聞く
「トイレットペーパー持ち去り禁止」「トイレットペーパーを持ち帰らないでください」――公共のトイレでそんな張り紙を見たことがある読者は多いはずだ。
今回ご紹介するのも、多くの人が使うトイレに貼られていた、トイレットペーパーに関する注意喚起。しかし、その内容はあまり見慣れないものだった。
こちらはツイッターユーザーの逆瀬川さかせ(避難用)@sakasegawa_sさんが2023年3月3日に投稿した写真。福井県美浜町にあるJR小浜線・東美浜駅のトイレで見つけた張り紙だという。
そこにはこんな内容が書かれている。
「東美浜駅トイレをご利用の方へ
先日、トイレ内にトイレットペーパーが大量に置かれている旨の報告がありました。
トイレットペーパーの補充は美浜町役場が定期的に行っておりますので、トイレ内にトイレットペーパー等を置かないようお願いいたします」
「なぜかトイレットペーパーが置かれる」事案があって...
なんと、トイレットペーパーの持ち去りについてではなく、置いていかないように注意しているのだ。
こんな内容の張り紙は初めて見るが、東美浜駅で一体何があったのか。 Jタウンネット記者は6日、張り紙を設置した美浜町役場まちづくり推進課(旧・企画政策課)の職員に話を聞いた。
「実際になぜかトイレットペーパーがトイレに置かれるという事案がありました」
まちづくり推進課の職員は、そう語った。
発生したのはかなり昔のことで、詳しい話は分からないらしいが「盗られたわけではなく、逆に増えたので警察に相談するような話でもない。でも、出所のわからないトイレットペーパーが置かれるのは心理的に気持ち悪いので」ということで、勝手に持ち込まないよう張り紙を設置したそうだ。
張り紙の効果か、近年ではトイレットペーパーが置かれることはないという。
ちなみに、どうしてもトイレットペーパーを寄付したいときは「役場に相談するなど堂々とちゃんとした手順を踏んでほしい」とのことだ。