福井の踏切は「カンカン」...ではなく「ジャンジャン」鳴るらしい
「カンカン」だと面白くないから...
やはり「ジャンジャン」と表現されていた。念のため、赤十字前駅の警報音も確認してみた。
鷲塚針原駅と比べると鐘っぽく、「カンカン」度はより高い。記者は福井鉄道にも、なぜ「ジャンジャン」という擬音を使うのか尋ねてみた。
鉄道営業部の担当者によると、看板の設置は1965年ごろ。駅構内に踏切を設置するにあたって、注意喚起の看板も取り付けることになった。その際、当時の社員が「普通ならカンカンと書くけど、それだと面白くない」と言い出し「ジャンジャン」が使われたのだという。
また、ジャンジャンという表現は「おそらく福井鉄道が先に使い始めた」。どこかのタイミングで京福電気鉄道(現在のえちぜん鉄道)に共有されたのではないか、と担当者は推測している。
なお、福井鉄道の「ジャンジャン」の注意喚起は、今では赤十字前駅にしか残っていない。
それでも22年12月17日に放送された福井テレビの番組「なんだー?ワンダー!」で取り上げられたことで話題に。同社ではその波に乗って、看板のキーホルダーの販売を予定している。
(2023年5月2日編集部追記:あわら湯のまち駅の看板写真を追加しました)