「28年前、中国から引っ越してきた私たち。日本語がわからず間違えて乗った路線バスで、運転手が...」(宮城県・60代女性)
バスがいっぱい集まっているところで...
運転手さんは「乗り間違えた」と言っていたかなぁ?
私たちをのせたままバスは走りだし、まもなくバスがいっぱい集まっている所に停まりました。
そこで誰かと話をした後、普通の車に乗り換えて、「どうぞ」と手ぶりをしました。
なにかいっぱい喋っていましたが、私たち3人には運転手さんの言葉がわからない。でもすごく安心して、その車にのりました。
車の中では、運転手さんは何にも喋りませんでしたが、ずっと笑顔でした。
たぶん、話をしても私たちにはわからない、とわかったから......。
結構走って、ついに友達の家に到着しました。友達が家の入り口で私たちに手を振っている姿を見ました。
ほっとしました。
運転手さんは友達と何か話しました。
私たちは降りて、運転手さんに「ありがとうございました」と何回も言いました。
その後、運転手さんは仕事が終わったから自分の車で送ってくれたのだと、友達から聞きました。
あれから28年間たちましたが、運転手さんの優しい笑顔がずっと忘れられません。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)