あの「駄菓子カップ麺」がおっきくなっちゃった! エースコック「東京拉麺ペペロンチーノBIG」を元祖と食べ比べてみた結果
郷愁のチープ味!物足りなさがむしろイイ
駄菓子コーナーに置かれる子供向け商品でもあることから、粉末を半分入れただけだと麺は薄味傾向です。
濃い味で食べるなら粉末は半分より多めに入れた方が良さそう。その場合、スープが薄味になるのでお湯の量を調整する必要があります。
麺を食べてみると、やさしい味ながら、ガーリックのパンチとバジルやパセリの香ばしい香りが感じられ、バジル入りのペペロンチーノの味を再現しています。
バジルなどに加えて唐辛子のほんの僅かなピリ辛も感じられ、薄味のやさしい味の中に、多少の大人の味も感じられるのが魅力でした。
一方で、麺はパスタ感が一切ない昔ながらの縮れの強い角麺形状の油揚げ麺。
弾力があって伸びにくい食感となっています。
ソースと合わせても麺表面に油分がないため、パスタのような滑らかさはなくちょっとボソボソした食感でした。
湯切りをせずにラーメンとしても食べてみました。
規定通りにお湯を入れると、やはりやさしい味に仕上がりますが、ガーリックに加えてパセリやセロリの風味がしっかり感じられるため、子供向けとは言い切れない大人な雰囲気も漂わせます。
筆者はスープがあってすすり心地が滑らかなラーメンの方がお気に入りです。
量の少なさも含めてどこかチープで、食事と考えるなら多少物足りなさも残りますが、駄菓子として考えれば、それがむしろ懐かしさを感じさせる魅力的な部分にも映りました。