「世界で一番大好きで、いつも一緒だったおばあちゃん。たまたま私がいなかったあの日、駅の階段で高校生が...」(千葉県・30 代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Sさん(千葉県・30代女性)
Sさんは自他共に認める「おばあちゃん子」で、大学生になってもおばあちゃんが出かけるときはいつもくっついて行っていたという。
しかしある日、彼女が不在の時におばあちゃんは一人で買い物に出かけ......。
<S さんの体験談>
私は自他共に認める"おばあちゃん子"。おばあちゃんが世界で一番大好きでした。大学生になっても、おばあちゃんが出かける時はいつも一緒にくっついて行っていました。
しかし、私が不在で、おばあちゃんが1人で買い物に出かけた日のことです。
階段を降りようとしていたおばあちゃんに...
地元の最寄り駅には、エスカレーターは上りのものしかなく、下りは階段を使うしかありません。
おばあちゃんは大きな買い物カートをもって、階段を下りようとしました。
すると、高校生の男の子に声をかけられたそうです。
「おんぶしておりましょうか?」
おばあちゃんはとても驚き、申し訳ないので断ろうとしたそうです。
でも、その子は荷物を先に階段の下までおろしてから、おばあちゃんの前でかがんでくれたといいます。
そして、おんぶして階段下まで無事に送り届けてくれたのでした。
亡くなった今でも...
私が帰宅すると、おばあちゃんがその出来事を、とても嬉しそうに話してくれたのでした。
その男の子のお名前や学校は聞くことができず、お礼を伝えられないと残念がっておりました。
そんなおばあちゃんも 8 年前に亡くなりましたが、先日実家の最寄り駅で階段を下りているときにふとあの時のことを思い出しました。
私からも、あの時高校生だったその方に、お礼を伝えたいです。
私の大好きなおばあちゃんを助けてくださって、本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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